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田中絹代 思い出のエピソード

皆様からお送りいただいた、田中絹代思い出のエピソードをご紹介いたします。
(個人が特定されるような固有名詞は削除させていただきました。)

エピソードⅠ ~心に残る名場面~

 学生時代に名画座で観た、溝口謙二監督、田中絹代主演の『西鶴一代女』には、衝撃を受けた。
 それまで洋画を中心に映画を観ていたが、この作品によって、日本映画にも、こんなに素晴らしい映画があるのかと、認識を新たにした。
 我が思い出の名作の主演俳優、それが田中絹代であった。

50代男性(千葉県)

 全盛期を知らないのですが、ショーケン主役のテレビドラマ、「前略おふくろ様」でお母さん役をやっていらしたのを見ていました。
 子供心に、「なんて嫌な母親なんだろう。」と思ったのを覚えています。
 あれは、「嫌な母親」を演じる老練な女優の姿だったんだろうと今になって、
改めて女優さんの力を思います。

40代女性(東京都)

 世代的に、田中絹代さんというのは、ふつう、名前しかしらないという人が多いのですが、私の場合、前略おふくろ様を見ていて、ぎりぎりの世代です。
あの枯れたおふくろさまは最高でした。

40代男性(愛知県)

 日本映画史で忘れられない女優さんといえば、私は田中絹代さんだと思います。代表される田中絹代さんの数々の日本映画を思い浮かべた時、日本映画の黄金期を思い出します。そんな中で、田中絹代さんの映画にかける一途さ、懸命さ、迫力は、すごいものがあると思います。
 特に私の中で心に残っているものは「雨月物語」「山椒大夫」「西鶴一代女」は、今直、場面場面の中で彼女が浮き上がってきます。彼女が、山口県下関生まれである事は新藤兼人さんが書かれた"小説 田中絹代"の本を見て頂き知りました。とても印象に残る内容でした。溝口監督との関係、そして彼女が亡くなる最後まで、映画に対する、すさまじい執念を感じました。それと新藤監督のあまりにも、心深く書かれていて少し彼女が可哀想にもなりました。それほど引き込まれました。
 彼女が亡くなった事で日本映画の星が、ひとつ消えた事は事実です。
 二度と出てこない女優さんだと思います。

60代女性(神奈川県)

 晩年出演した「サンダカン八番娼館 望郷」の演技は震えがでるほどの演技。本当の女優だなと思います。

50代男性(山口県下関市)

 楢山節考の演技は、今までの田中絹代のイメージを一変させるものでした。
単なる美人女優から真の演技派女優の彼女ならではの作品でした。小説自体が、それまでの日本文化の陰部をさらけ出したものでしたから、彼女の演技に衝撃を受けた一人です。多くの絹代ファンは、新しい彼女を再発見したのではないでしょうか。

50代男性(岐阜県)

 私の田中さんの代表作といえば「愛染かつら」です。上原謙さんとの恋人役が素敵でした。
 これをみてとても看護婦さんに憧れました。
 女性監督ということもあって当時としては珍しく、キャリア・ウーマンでもあった。
 その彼女が60歳代で亡くなられたのはとてもおしいし、残念です。
 彼女を吉永小百合さんが演じられたのも印象深いです。

80代女性(大阪府)

 「前略、おふくろ様」の母親役で、かろうじて知っている程度のファンですが、
当時その姿に故郷の母親の姿がだぶって彼女を画面で視る度に胸が熱くなった思い出があります。

50代男性(福岡県)

 小学生の時見た「楢山節考」の映画を50年以上過ぎた今も
よく覚えております。

60代女性(福岡県)

 日本の名女優・田中絹代のすばらしさを再認識したのは「サンダカン八番娼館・望郷」の映画でした。主演の女優の演技のすばらしさは勿論ですが、老女役で過去の暗い思い出を淡々と語るいぶし銀のような田中絹代の演技に感動すると共に、どこか透明感のある気高い印象を受けました。心に残る演技でした。

50代男性(千葉県)

 私は昭和十三年から十七年頃までに見た映画で強く印象づけられているのは、田中絹代主演「愛染かつら」です。私自身が駆け出しの看護婦であったせいか恋人の医師が出征するのを見送る画面で絹代が涙を振りしぼって「コウゾウさーん」と叫んだ声が耳から消えません。そして私も十七年秋、中国の日本海軍の病舎へ勤務することになりました。
 戦後に映画では「楢山節考」のおりん。七十歳を過ぎても丈夫な歯を持っているのを恥ずかしいと石臼にぶっつけて無理に抜く場面。絹代はこの映画のために本当に自分の歯を抜いたと何かで読んだ気がします。息子に背負われて楢山へ登る姿や、独り山に坐っている姿が今も目に浮かびます。又「サンダカン八番娼館」も忘れ難い映画です。
 サンダカン八番娼館に観る絹代   見事に演ず老醜のさま

80代女性(山口県下関市)

 学生の頃に見た、「サンダカン八番娼館・望郷」栗原小巻扮するライターが、
田中絹代扮する元従軍慰安婦のボロボロの住宅を綺麗にした時の童女の様な喜び様が、今も心に残っています。

50代男性(山口県下関市)

 弟の中に出てくる、彼女は意地悪な継母役。今思えば、あの憎らしい演技力は名女優の為せる業だと最近改めて見直し、感じた。

40代女性(岐阜県)

 数ある作品の中で印象にあるのは溝口健二の雨月物語 山椒太夫 本当に素敵な女優だと思います。並みいる日本映画の中でも群を抜いた完成度で今も新鮮。素敵で可憐な姿は沢山のスター達の中でも一際輝いています。晩年のサンダカン八番娼館の抑えの効いた激しさは忘れられないほど哀しかったです。様々な映画の一つ一つに感謝します。貴女は今も日本一の女優です。本当に有り難う。

40代女性(山梨県)

 拝啓おふくろ様というドラマでのショーケンの母役が忘れられません。田中絹代さんが下関出身とは知りませんでした。独特の訛りがあり、それが魅力でした。

40代男性(神奈川県)
下関市文化振興財団
下関市近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館

下関市立近代先人顕彰館
田中絹代ぶんか館

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