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  つぶや記 41
 12月8日と「ヤマト」と

 昭和16年12月8日早朝、寝ざめの床で聴いた「帝国陸海軍は本8日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり」というラジオの声が、今も耳底に重い響きを残しています。
 10日にはマレー沖海戦でイギリスの不沈艦「プリンス・オブ・ウェールズ」(3万5千トン)を日本軍が撃沈したというニュースが、わたくしたちを狂喜させました。しかしその後4年足らずで、日本が世界に誇る6万4千トンの不沈艦「大和」が米空母機の攻撃により、徳之島西方で沈没、そして4カ月後には敗戦の憂き目を味わうことになるのです。
 65年後にむかえる12月8日、折しも隣の国では砲撃戦があり、演習とかでアメリカの原子力空母が黄海を覗き、キナ臭いを放っています。偶然というべきか。「平和な日本」では戦艦「大和」を連想させる娯楽映画「ヤマト」が若い人たちの関心を集めています。
 平成3年、わたくしはハワイに行き、1,177人の遺体を抱き巨大な棺桶となって真珠湾に沈んだ米艦「アリゾナ号」に載せた海上慰霊館を参拝しました。1941年12月7日当日の新聞を復刻して売っていましたので、買って帰りました。日本軍による攻撃の惨状を紙上に再現、来襲した零戦や艦艇を絵入りで解説、戦闘の経過などを生々しく再録した約20ページの特集です。 
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半世紀を過ぎてもなお「パールハーバーを忘れるな」をくりかえしているアメリカ人がそこにいました。         (古川  薫)

 

 

 

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