トップ > 文学者 > 下関出身の文学作家紹介

◆ 赤江 瀑(あかえばく)

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①氏名・生年等
赤江 瀑(あかえばく)

昭和8年(1933)4月22日~
平成24年(2012)6月8日
下関市宮田町 生まれ

②プロフィール
日本大学芸術学部演劇科中退。詩作、劇作、放送作家を経て、昭和45年(1970)「ニジンスキーの手」で第15回小説現代新人賞を受賞。文壇デビュー。昭和49年(1974)「オイディプスの刃」で第1回角川小説賞。昭和59年(1984)「海峡」と「八雲が殺した」で第12回泉鏡花文学賞を受賞。よく鏡花、潤一郎、かの子、由紀夫などの文学系列に入る作家と言われるが、古典伝統芸能、演劇、美術、骨董、民俗学・・・等々、多様な題材に独自な美意識を駆使。赤江文学の世界を創出する。平成24年(2012)6月8日、心不全のため死去。享年79歳。

③著作
●『罪喰い』昭和49年(1974) 講談社
●『金環食の影飾り』昭和50年(1975) 角川書店
●『オルフェの水鏡』昭和63年(1988) 文藝春秋
ほか

④展示物
書籍・・・『海峡 -この水の無明の眞秀ろば』

◆ 田中慎弥(たなか しんや )

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①氏名・生年等
田中慎弥(たなか しんや)

昭和47年(1972)11月29日
下関市綾羅木 生まれ

②プロフィール
平成3年(1991)、山口県下関中央工業高等学校を卒業後、20歳頃より小説を書き始め、平成17年(2005)『新潮』11月号に発表した「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞を受賞し、文壇デビュー。
その後、「図書準備室」「切れた鎖」「神様のいない日本シリーズ」「第三紀層の魚」の4作品が芥川賞の候補となる。
平成19年(2007)『新潮』8月号に発表した「蛹」で第34回川端康成文学賞を受賞、平成20年(2008)に刊行された短編小説『切れた鎖』で第21回三島由紀夫賞を受賞。平成23年(2011)『すばる』10月号に発表した「共喰い」で第146回芥川賞を受賞した。

③著作
●『図書準備室』平成19年(2007) 新潮社
●『切れた鎖』平成20年(2008) 新潮社
●『神様のいない日本シリーズ』平成20年(2008) 文藝春秋
●『共喰い』平成24年(2012) 集英社
ほか

④展示物
書籍・・・『共喰い』

◆ 中本 たか子(なかもと たかこ)

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①氏名・生年等
中本 たか子(なかもと たかこ)

明治36年(1903)11月19日~
平成3年(1991)9月26日
豊浦郡角島村(現下関市) 生まれ


②プロフィール
県立山口高女を卒業後、大正10年(1921)から教員として下関市王江尋常小学校に勤務。次いで山口市での教員生活を経て上京。昭和4年(1929)女流文芸誌『女人芸術』に短編「赤」ほか話題作を発表。以後、プロレタリア作家として精力的に活躍する。昭和5年(1930)共産党のシンパとして検挙され、病気で保釈後、再び検挙、服役。投獄の苦しみをなめ、出獄後、「白衣作業」、「南部鉄瓶工」などの代表作を発表。以後も一貫して民主主義文学を旗印に、基地反対闘争や60年安保などのルポタージュを発表した。87歳で病没。

③著作
●『白衣作業』昭和13年(1938) 六芸社
●『南部鉄瓶工』昭和13年(1938) 新潮社
●『はまゆう咲く島』昭和43年(1968) 新日本出版社
ほか

④展示物
書籍・・・『白衣作業』

◆ 林 芙美子(はやし ふみこ)

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①氏名・生年等
林 芙美子(はやし ふみこ)

明治36年(1903)12月31日~
昭和26年(1951)6月28日
下関市田中町生まれ

②プロフィール
生誕地には、下関説(田中町)と門司説(小森江)がある。明治44年(1911)佐世保市から下関市名池尋常小学校へ転入。大正3年(1914)転住、各地を転々としたのち、尾道市へ移住する。この地で良き師とめぐり会い文学に目覚め上京。様々な職業を転々とし、昭和3年(1928)女流文芸誌『女人芸術』に連載した「放浪記」で一躍流行作家となる。戦時中は報道班員として意欲的に活動、戦後も旺盛に執筆を続け、「浮雲」、「晩菊」などの秀作を著わす。昭和26年(1951)6月28日、『朝日新聞』に「めし」を連載中に急逝。享年47歳。

③著作
●『放浪記』昭和5年(1930) 改造社
●『浮雲』昭和26年(1951) 六興出版社
●『晩菊』昭和26年(1951) 河出書房
ほか

④展示物
書籍・・・『浮雲』

◆ 船戸 与一(ふなど よいち)

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①氏名・生年等
船戸 与一(ふなど よいち)

昭和19年(1944)2月8日~
平成27年(2015)4月22日
下関市後田 生まれ

②プロフィール
早稲田大学法学部卒業後、1年間の出版社勤務を経てフリーとなり、豊富な海外取材体験を持つルポライターとして活躍。昭和54年(1979)講談社から出版の『非合法員』によって文壇デビュー。以後、旺盛な執筆を続け、平成12年(2000)「虹の谷の五月」で123回直木賞を受賞。冒険小説に限らず、ルポタージュ、劇画の原作を著すなどさまざまなジャンルで活躍する。平成27年(2015)4月22日、胸腺癌により71歳で死去。

③著作
●『山猫の夏』昭和59年(1984) 講談社
●『猛き箱舟(上・下)』昭和62年(1987) 集英社
●『砂のクロニクル』平成3年(1991) 毎日新聞社
●『満州国演義』全9巻 平成19年(2007)~平成27年(2015) 新潮社
ほか

④展示物
書籍・・・『虹の谷の五月』

◆ 長谷川 修(はせがわ おさむ)

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①氏名・生年等
長谷川 修(はせがわ おさむ)

大正15年(1926)3月8日~
昭和54年(1979)5月1日
下関市上田中町 生まれ

②プロフィール
京都大学工学部を卒業後、会社勤めを経て、高校教諭として教壇に立つ。昭和38年(1963)、37歳のとき、「キリストの足」が『東大新聞』第8回五月祭の佳作となり、『新潮』12月号に掲載され文壇デビュー。翌年から下関水産大学校で教壇に立つかたわら文筆活動を続け、昭和40年代(1965~)に「真っ赤な兎」、「孤島の生活」、「哲学者の商法」、「まぼろしの風景画」の四作品が芥川賞候補にノミネートされる。46歳の頃から古代史の分野に目を向け、旺盛な執筆活動を続けていたが、昭和54年(1979)に体調を崩し、53歳で病没。

③著作
●『ふうてん学生の孤独』昭和44年(1969) 新潮社
●『まぼろしの風景画』昭和47年(1972) 新潮社
●『住吉詣で』昭和55年(1980) 六興出版
ほか

④展示物
書籍・・・『まぼろしの風景画』

◆ 豊田 行二(とよた こうじ)

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①氏名・生年等
豊田 行二(とよた こうじ)

昭和11年(1936)5月11日~
平成8年(1996)11月7日
下関市丸山町 生まれ

②プロフィール
県立下関西高等学校から早稲田大学に進み、経済学修士課程を修了。昭和36年(1961)4月帰郷し、防長新聞社記者を経て国会議員私設秘書となり政界進出を志すが、健康面や古川薫氏らの影響もあり、作家を目指す。昭和43年(1968)処女作「示談書」で第59回直木賞候補となり、翌年単身上京し、文筆に専念。以後、政治小説、推理小説、官能小説など各分野で多彩な筆をふるうが、体調不良のため、平成4年(1992)に帰郷。平成8年(1996)60歳で没。その著作数は、450冊にも及ぶ。

③著作
●『だれも知らない』昭和45年(1970) 山口新聞社
●『消えた三億円』昭和47年(1972) 三一書房
●『小説示談書』昭和55年(1980) 春陽堂書店
ほか

④展示物
書籍・・・『消えた三億円』

下関市文化振興財団
下関市近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館

下関市立近代先人顕彰館
田中絹代ぶんか館

指定管理者:
公益財団法人 下関市文化振興財団
〒750-0008
山口県下関市田中町5番7号
TEL 083-250-7666
FAX 083-231-0469

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