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   つぶや記4

  女優監督としての国際的評価

 田中絹代の監督作品は、『恋文』『月は上りぬ』『乳房よ永遠なれ』『流

の王妃』『女ばかりの夜』『お吟様』の6本です。

 いずれも水準を超えるもので、女性ならでは描けない世界を見せたとし

高い評価を得ました。最近,欧米で田中絹代への注目度が高まってい

ますが、特に監督としての彼女に対する関心が目立っています。

 女優の身で監督の仕事をこなした女性は、数えるほどしかいないこと

に、今さら気づいたということでしょうか。女性進出、女性の自立が、あら

ためてテーマとなったこんにちの社会現象が、その背景にあると思われ

ます。

 ベルリン・オリンピック『民族の祭典』を作ったリーヘンシュタールは、著

な女優監督のひとりです。田中絹代はその人と肩をならべて、世界映

画史に刻まれているのです。

 2002年にはドイツのケルン市で、絹代の全監督作品が上映されまし

た。下関の映画祭でも、絹代の監督作品を積極的に上映したいもので

す。愛新覚羅家と関係の深い下関でこそ、『流転の王妃』の上映が望ま

れます。                               (古川 薫)

田中絹代生誕100年オフィシャルサイト
下関市近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館

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