◆企画展「女優田中絹代と映画監督⑥ 田中絹代」
田中絹代記念館では、平成23年度から企画展「女優田中絹代と映画監督」シリーズを開始いたしました。
第1回「五所平之助」、第2回「木下惠介」、第3回「小津安二郎」、第4回「島津保次郎」、第5回「熊井啓」に続く本年度は、日本で女性としては二人目、女優としては初めて映画監督となった「田中絹代」です。
40歳を迎え円熟期の映画女優である田中絹代の背後には、“ 老い” と“ 新人女優” の影が忍び寄って来ていました。また主演女優としての限界をも感じていました。しかし生涯映画の世界で生きていたいと考えていた絹代は「監督」の道を拓こうとします。戦後、女性の社会進出が目立つようになったとはいえ、女性が映画監督を志すことは容易ではありませんでした。そんな絹代を後押ししたのは、昭和24年(1949)の渡米中に、ハリウッドスターだった女優が長い引退生活から映画界に監督としてカムバックするという新聞記事を見たことでした。
企画展では、田中絹代監督デビュー作品『恋文』(昭和28年/新東宝)に焦点を当て、映画監督へと進出する絹代を支えた巨匠監督たちと共にご紹介いたします。
開催期間 :平成28年11月29日(火)~平成29年3月5日(日)
開館時間 :9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料 : 一般:200円 小・中学生:100円
※未就学児及び70歳以上の方、身体障害者手帳などをお持ちの方は無料。
下関市・北九州市在住の65歳以上の方は無料。
場 所 :下関市立近代先人顕彰館2階 田中絹代記念館
TEL 083-250-7666
FAX 083-231-0469
◆展示風景