田中絹代ぶんか館では、建物竣工90周年を記念して特別展を開催しております。その様子を交えながら館内の紹介をしてみたいと思います。
特別展での展示を辿りながら、館内を歩いてみましょう。
まずはエントランスです。
こちらでは、当建物の内外部の特徴や、大正末期から昭和初期にかけて全国に建てられた電話局舎の写真パネルなどを展示しています。


3D映像化された館内を、コンピューターを使って探索することもできます。
☆田中絹代ぶんか館3Dモデル

☆唐戸地区3Dモデルマップ

館内では、少し目線を上げてぜひ天井もご覧になってみてください。
現地にのこっていた建材を再利用または復元して、竣工当時の姿に近づけた内部の意匠を楽しむことができます。
名誉館長室の天井のレリーフ


先に進んでみましょう。
1階エレベーター前の天井に、何やら謎の幾何学模様をみることができますよ。


2階へ続く階段の踊り場には、田中絹代ぶんか館へ生まれ変わるときの、修復工事の様子がわかる写真を掲示しています。その横では、弊館に施されている耐震補強の鋼板をボルトでとめている様子をご覧いただけます。


では2階に上がってみましょう。
等身大の田中絹代が出迎えてくれる2階エレベーター前でも、上を見上げてみてください。復元された「持送り(もちおくり)」と称される装飾が目に入ります。


ここから少し視線を田中絹代記念館の方に動かしてみると・・・・

大きな柱も見えますね。
では、3階休憩室へどうぞ。
ここでは、近隣の近代建築などを紹介しています。


3D映像を使えば、屋上も見下ろすことができるんですよ。

ここから当時の姿を色濃く残す階段室へ出ることができます。


こちらはその3D映像。いろいろな角度から館内を探索することができるんです。

いかがでしたか?
現存する唯一の逓信建築となった、下関市立近代先人顕彰館。
ぜひ実際に訪れてご覧になってみてください。
今までと違った目線で建物をみることによって、また新しい楽しみ方ができるかもしれませんね。