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つぶや記
最年長記録を返上します

   4月9日、日本文学振興会から電話があり、これまで古川薫氏は直木賞最年長受賞となっていたが、その記録を訂正するというのでした。事情は同日付・朝日新聞朝刊記事を借りて説明いたします。
  「『眠狂四郎』シリーズの脚本や小説『小伝抄』などで知られた脚本家・直木賞作家の星川清司(本名・清)さんが、肺炎のため2008年7月25日に東京都内の病院で死去していたことが分かった。家族によれば1926年と公表してきた生年は実は21年で、亡くなったのは86歳だった。このため、90年の直木賞受賞時には68歳だったことになり、65歳で受賞した古川薫さんの持つ受賞最年長記録が更新されそうだ。(略)
   大騒ぎすることではありません。ただ、わたくしにとっては、この20年間いつも「最年長受賞」と紹介されるたびに、あまり自慢もできないこの記録を、だれか破ってくれないかなと、ひそかに望んできたので何だかほっとした思いです。星川さんすみません。直木賞レース長距離チャンピオンの座をお譲りいたします。田中絹代ぶんか館の古川紹介文のほうも訂正となれば厄介だなと調べてみましたが、そのほうの表示はありませんでした。                (古川 薫)

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