☆秋季所蔵品展「中本たか子」
中本たか子は明治36年(1903)11月19日、角島(現下関市豊北町角島)に生まれました。山口県立高等女学校卒業後、一時は小学校の教員を務めたものの、24歳の時に上京、昭和3年(1928)に発表した短編小説「アポロの葬式」を皮切りに、文学の道を邁進していきました。彼女が自らの創作活動の方向を見いだしたのは、それから間もない昭和4年(1929)のことです。様々な思想、主義の発表の場として解放されていた雑誌『女人芸術』に参加することで、次第にプロレタリア文学へと傾倒していったのでした。
国政と人々の苦しみを正面から見つめながら、ひたむきな創作活動を続けた中本たか子の生涯を紹介するとともに、主な作品を紹介します。
開催期間 :令和元年10月1日(火)~12月27日(金)
開館時間 :9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料 : 無料
場 所 :下関市立近代先人顕彰館1階 ふるさと文学館
TEL 083-250-7666
FAX 083-231-0469